この1週間ほど、Web開発めいたものをやってみたくなって、いくつかの地図サイトをつくり始めた。
「JAPAN CIVIL WORKS MONITOR(通称:土木マップ)」は、日本全国の大規模な土木プロジェクトの進捗をモニタリングするサイトだ。官公庁の資料やニュース、YouTubeなどの情報を取りまとめていて、ゴテゴテしたデザインだが、オペレーションセンターっぽい雰囲気で気に入っている。更新頻度や情報収集の密度を高めつつ、同時に更新コストを下げるような工夫も進めていきたい。

「日本の主要港 最深岸壁マップ」はもう少しニッチで、国内の重要港湾125港、約1500件の岸壁の水深や延長、用途などをまとめている。港に入れる船の大きさは、岸壁の水深や延長で大きく変わる。もちろん、そこにたどり着くまでの航路や障害物なども関係するが、水深と延長は港の規模感を知るうえで大きな手がかりになる。「こんなところになぜ立派な港が、岸壁が」という発見を自分でするためにつくった。たとえば福島の小名浜港には、国内最深の水深18m・延長370mの岸壁がある。首都圏の主要港と比べても見劣りしない数字で、調べてみると石炭輸入の一大拠点らしい。

つくりはじめてすぐ、自分はもともとあらゆるインフラが好きだったことを思い出した。学生時代は鉄道や高速道路、空港といったものに惹かれていた。社会人になってからはソフトウェアの文脈におけるインフラにも興味を持ち、AWSのベンダー資格を取ったぐらいだった。遠くのデータセンターを使い倒して仕事していく喜び…。
言うまでもなく、これらの制作にはAIを最大限活用している。自分の本業とはあまり関係がないのが正直なところだが、仕事で使うよりも遥かにドラスティックな活用方法を思いつき、実践できるのが楽しい。その経験を通じて、本業でのAIの使い方がさらに洗練されていく。ループエンジニアリング、トークンマネジメント、ハーネスエンジニアリング…などの類だ。AI管理の退屈な(だけどそれはそれで楽しい)話。
ともあれ、AIを使ってどうのこうのすることの当面の出口が見つかって本当に良かった。

